夜や静かな環境になると不安や症状が強く感じるのは、気のせい?

静かな環境のイメージ

夜や静かな時につらく感じやすいのは、よくあること

「日中はそこまで気にならないのに、
夜になるとめまいや耳鳴り、不安感が強くなる」

「布団に入って静かになると、
急に体の違和感が気になり始める」

こうした声は、とてもよく聞かれます。

そして多くの方が、
「夜になると悪化しているのでは?」
「このまま良くならないのでは?」
と、さらに不安を強めてしまいます。

でも実はこれ、珍しいことではありません

静かになると「症状が強くなったように感じる」理由

夜や静かな時間帯は、
体や耳の状態が急に悪くなったというよりも、

・周囲の情報が減る
・意識が体に向きやすくなる

この変化が大きく関係しています。

日中は、
音・会話・仕事・スマホなど、
外から入ってくる刺激がたくさんあります。

ところが夜になると、
それらが一気に減り、
注意が自然と 体の内側 に向かいます。

すると、

  • 耳鳴り
  • フワッとする感じ
  • 胸のざわつき
  • 呼吸の浅さ

といった感覚を、
昼間よりも はっきり感じやすくなる のです。

不安が強まると、体も緊張しやすくなる

不安が強まると首や肩に力が入り、体が緊張しやすくなる様子

もうひとつ大きいのが、
不安と体の緊張はセットで起こりやすい という点です。

「また症状が出たらどうしよう」
「このまま眠れなかったらどうしよう」

そんな考えが浮かぶと、

  • 首や肩に力が入る
  • 呼吸が浅くなる
  • 体が休むモードに入りにくくなる

といった反応が起きます。

すると、
もともとあった違和感が
さらに気になりやすくなり、
「やっぱり悪くなっている」と感じてしまうのです。

夜につらくなる=悪化、とは限りません

夜や静かな時間につらくなるからといって、
必ずしも 症状が進行している とは限りません。

むしろ、

  • 日中は頑張って緊張している
  • 夜にその反動が出やすい

という方も多く見られます。

これは、
体や神経が「もう少し休みたい」と
サインを出している状態とも考えられます。

大切なのは「抑え込もう」としすぎないこと

夜に症状や不安が出てくると、
なんとか止めよう、考えないようにしよう
と頑張ってしまいがちです。

でも、無理に抑え込もうとすると、
かえって体は緊張しやすくなります。

まずは、

「夜はこう感じやすい時間なんだな」
「今、体が敏感になっているだけかもしれない」

そんなふうに、
少し距離を置いて眺めるだけでもいいと思います。

それだけで、
体の緊張がふっと緩むこともあります。

夜や静かな時間に出てくる症状や不安は、
体や神経の状態を知るための
ひとつのヒントになることがあります。

次の記事では、
こうした状態と 体の緊張 の関係について、
もう少し詳しく見ていきます。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

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