【更新】耳と自律神経のコラム    一覧を見る

気圧が変わる前に、からだが動いている

雨が降りそうな曇り空

「雨が降る前になると、耳が変な感じがする」
「台風や低気圧の前に、めまい感や耳鳴りが出やすい」

このように、
天気が崩れる”前”から不調を感じる方は多いのではないでしょうか。


こうした反応は気のせいではなく、
からだが外の変化に敏感になっているサインのひとつかもしれません。

不調は、雨が降り出す前から始まっていることがある

「雨の日は調子が悪い」と感じていても、
実際には雨が降り出す前の段階で、
すでにからだが反応していることがあります。

  • 頭が重い
  • 耳がつまる感じがする
  • ふわっとしためまい感がある
  • 耳鳴りが少し大きくなる
  • なんとなく不安定で落ち着かない

こうした変化は、天気が大きく崩れた時よりも、
気圧が変わっていく途中で起こりやすいことがあります。

耳の奥にある内耳は、
平衡感覚や音を感じることに関わる大切な場所で、
めまいや耳鳴り、耳のつまり感とも深く関係しています。

もともと耳まわりが敏感になっている方は、
気圧の変化にも影響を受けやすくなります。

天気だけでなく、その時のからだの状態との関わりも

同じ気圧の変化でも、
毎回まったく同じように不調が出るわけではない
という方も多いと思います。

それは、からだに余裕があるかどうかで、
外の変化への反応が変わってくるからです。

疲労、寝不足、首・肩のこり、
気を張る日が続く、生活リズムの乱れ。

こうしたことが重なると、
普段なら気にならない程度の変化でも、
めまい感や耳鳴り、頭重感として感じることがあります。

「天気が原因」もあるけれど、
もともとある疲労や緊張も関係している
と見るほうが、実際の感覚に近いことが多いと思います。

首・肩の緊張も、見逃せないポイント

天気の変化で不調が出やすい方をみていると、
首や肩の緊張が強くなっていることが多いと感じます。

後頭部のつっぱり感、
首のつけ根の硬さ、
肩に力が入りやすい、
あごの噛みしめ癖

こうした状態があると、
からだが休まりにくくなり、
耳まわりの症状や不安定さにもつながりやすくなります。

耳の症状というと耳だけを見たくなりますが、
首・肩まわりの緊張や自律神経の状態が
重なっていることも多いものです。

「低気圧だから仕方ない」部分もありますが、
体全体を見ていく視点も大切になります。

“ゼロにする”より、”揺れにくくする”を目指して

天候の影響を受けやすい不調を、
完全になくすのは難しいこともあります。

ですが、
からだの緊張や疲労回復の方法を見直していくことで、
こんな変化が起きることがあります。

  • 以前ほど強く出なくなった
  • 不調が出ても長引きにくくなった
  • 天気が悪い日でも過ごせる日が増えた

大きく崩れてからではなく、
「最近、天気の前に揺れやすい」
「耳のつまり感が出やすい」
「なんとなく頭が重い」
といった小さな変化の段階から見直せることが、
安定へとつながる一歩になっていきます。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

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