不安感が強いとき、体の中では何が起きている?

耳鳴りやめまいが続くと、

「また悪くなったらどうしよう」
「この感じは前触れ?」

と、不安が強くなることがあります。

不安は“気持ち”の問題のように見えますが、
体の中ではちゃんと反応が起きています。

やや揺れのある波を描いた抽象イラスト。不安による体のゆらぎをイメージ

不安は、体を守ろうとする反応

不安を感じると、
自律神経のうち「交感神経」が働きます。

これは、

✔ 心拍数を上げる
✔ 呼吸を速くする
✔ 筋肉を緊張させる

といった反応を起こします。

本来は、危険から身を守るための働きです。

つまり、不安は
体があなたを守ろうとしている反応です。

緊張が続くとどうなるか

問題になるのは、
その状態が“長く続くこと”です。

緊張が続くと、

  • 首や肩が硬くなる
  • 呼吸が浅くなる
  • 血流が不安定になる

その影響が、
耳の症状にも関係することがあります。

不安 → 緊張 → 循環の揺れ → 症状が気になる → さらに不安

というループができやすくなります。

「気にしすぎ」ではありません

「考えすぎでは?」
と言われて、つらくなる方もいらっしゃいます。

でも、不安は意思で止められるものではありません。

体が反応している以上、
それは自然なことです。

大切なのは、
無理に消そうとすることではなく、

緊張が続いている体を
少しずつゆるめていくことです。

体から整えるという考え方

波が穏やかになっていく抽象イラスト。体の緊張がゆるむイメージ

呼吸が深くなる
首の力が抜ける
お腹がやわらぐ

そうした変化があると、
不安の強さも少し変わることがあります。

気持ちを直接どうにかするのではなく、
体の緊張をゆるめることから始める。

それが、不安と耳の症状の両方を
整えていくひとつの方法です。

まとめ

不安は、弱さではありません。

体が守ろうとしている反応です。

その仕組みを理解すると、
「どうしてこんなに不安になるんだろう」と
自分を責める気持ちが、少しやわらぐかもしれません。

耳だけでなく、
体全体の緊張を整えていくこと。

そこから、
安心できる時間が少しずつ増えていくことがあります。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

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