めまいや耳の不調が続いているのに、病院の検査では大きな異常がない。
そう言われると、少し安心する一方で、
「でも実際にはつらい」
「この感じは何なんだろう」
「異常がないなら、気にしすぎなのかな」
と、かえって戸惑ってしまうこともあると思います。
もちろん、まずは病院でしっかり診てもらうことが大切です。
そのうえで、大きな異常がないと言われても、体のつらさや不安感が残ることは珍しくありません。
検査で異常がない=何も起きていない?

検査で大きな異常が見つからなかったとき、
「特別な病気ではなさそう」と分かることは、とても大切です。
ただそれと同時に、
今の体に負担がかかっていない、という意味とは限りません。
たとえば、
- 疲れがたまっている
- 睡眠が浅い
- 首肩まわりが強く緊張している
- ストレスが続いている
- 気を張る状態が長く続いている
このようなことが重なると、
検査では大きな異常として出なくても、体はうまく休めず、不調を感じやすくなることがあります。
不調が続くと、不安も積み重なってしまう…
耳の症状やめまいは、痛みとはまた違ったつらさがあります。
見た目では分かりにくいですし、
その場その場で強さが変わることもあります。
昨日より少し楽でも、今日はまた気になる。
そんな波があると、安心しきれないまま過ごすことになりやすいです。
すると体は、症状そのものだけでなく、
「また悪くなるのでは」
「このまま続いたらどうしよう」
という緊張まで抱えやすくなります。
そうするとさらに休まりにくくなり、
耳の違和感やふわふわ感、不安感が抜けにくくなることがあります。
耳だけでなく、体全体をみる視点が大切になることも
こうしたときに大切なのは、
症状のある場所だけを見ることではなく、
体全体が今どんな状態なのかをみていくことです。
たとえば当院では、
- 首肩に強いこわばりがないか
- 顎や顔まわりに力が入りやすくなっていないか
- 呼吸が浅くなっていないか
- お腹まわりまで緊張していないか
- 眠っていても回復しにくい状態になっていないか
といったところもあわせてみていきます。
耳の症状がある方ほど、
ご本人が思っている以上に、体が緊張していることも少なくありません。
「異常がないのに不調」ではなく、「整え直す余地がある状態」
検査で大きな異常がないのに不調が続くと、
宙ぶらりんな気持ちになることがあります。
けれど、
「異常がないのに不調」というより、
今の体がうまく休まりきっておらず、整え直す余地がある状態
と考えたほうが、実際には近いこともあります。
症状だけを追いかけるのではなく、
疲れや緊張、不安が重なっていないかを含めてみていくことで、
少しずつ変化のきっかけが見えてくることもあります。
まとめ
病院の検査で大きな異常がないと言われても、
つらさが続くことはあります。
それは、気のせいということではなく、
体がうまく休めない状態や、緊張が続いていることが関係している場合もあるからです。
耳やめまいの症状は、
症状そのものだけでなく、不安や緊張も重なりやすいものです。
だからこそ、
耳だけではなく、体全体の状態をみながら整えていくことが大切なこともあります。
