首や肩を整えると、耳の症状がやわらぐ理由

耳鳴りや耳づまり、めまいのある方の多くは、

「首や肩のこりも気になっていて…」

とご自身でも感じていらっしゃいます。

最近は、首や肩の緊張と耳の症状の関係を
意識されている方も増えてきました。

実際に、耳と首・肩は
思っている以上に近い関係にあります。

首と耳の近さをやわらかい線で表現したミニマルなイラスト

内耳は“血流”に支えられている

内耳はとても小さな器官ですが、
繊細な血流によって機能が保たれています。

その血流は、
首を通る血管を経由しています。

首や肩まわりが強く緊張すると、

  • 血流が滞りやすくなる
  • 神経の興奮が高まりやすくなる
  • 呼吸が浅くなる

といった変化が起こります。

その影響が、
内耳の環境にも及ぶことがあります。

緊張が抜けきらない状態が続くことも

耳の症状が続くと、

「また悪くなったらどうしよう」
という緊張が抜けにくくなります。

すると、

✔ 食いしばり
✔ 肩の持ち上がり
✔ 首の後ろの張り

が慢性化していきます。

これは弱さではなく、
体が守ろうとしている状態です。

首がゆるむと、なぜ耳も変わるのか

首や肩がゆるむと、

  • 呼吸が深くなる
  • 自律神経のバランスが整いやすくなる
  • 血流が安定しやすくなる

結果として、

耳鳴りの感じ方がやわらいだり、
耳の詰まり感が軽くなることがあります。

すぐに消えるというよりも、
“強さが変わる”という表現のほうが近いかもしれません。

耳を支える環境を整える

首や肩に強い刺激を入れるというよりも、
まずは緊張が続いている状態をゆるめていくことが大切です。

後頭部のきわや肩の付け根、
みぞおちやお腹まわりなど、
呼吸と関係の深い場所がやわらぐと、

首の力が抜けやすくなり、
結果として耳の感じ方が変わることがあります。

耳そのものをどうにかするのではなく、
耳を支えている環境を整えていく。

その積み重ねが、
安定につながることがあります。

まとめ

耳は、耳だけで働いているわけではありません。

首や肩の状態は、
内耳の環境にも静かに影響しています。

症状だけを追うのではなく、
緊張が続いている場所を見つけること。

そこから整えていく視点が、
回復を支える土台になることがあります。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

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