メニエール病と自律神経の関係とは?

メニエール病と診断されると、

「また発作が起きたらどうしよう」
「原因はストレスと言われたけれど、本当?」

と、不安になる方も多いと思います。

メニエール病と自律神経は、
どのように関係しているのでしょうか。

メニエール病で起きていること

ゆるやかに揺れる抽象イラスト。メニエール病と体のバランスの関係をイメージ

メニエール病は、

  • 回転性のめまい
  • 耳鳴り
  • 耳の詰まり感
  • 聴力の変動

がくり返し起こる病気です。

背景には、内耳のリンパ液のバランスの乱れがあると考えられています。

内耳はとても繊細で、
わずかな圧や体液の変化でも影響を受けます。

自律神経は何をしているのか

自律神経は、

  • 血流の調整
  • 体液のバランス
  • 呼吸の深さ
  • 緊張とリラックスの切り替え

を担っています。

強いストレスや睡眠不足、
緊張が続く状態では交感神経が優位になり、
体は常に“がんばるモード”になります。

この状態が続くと、
内耳の血流や体液のバランスも揺れやすくなることがあります。

自律神経のバランスの図

「関係している」とはどういうことか

自律神経の乱れが
直接メニエール病を起こす、というわけではないのですが、

ただ、

✔ 緊張が続く
✔ 呼吸が浅くなる
✔ 首やお腹が硬くなる

こうした状態が続くことで、
内耳の環境が不安定になりやすくなることがあります。

つまり、
耳だけの問題ではなく、体全体の状態が影響することがある
という関係です。

発作の前に見られることも

発作の前に、

  • 首のこわばり
  • みぞおちの硬さ
  • 睡眠の質の低下

が見られることがあります。

体が緊張をため込み続けた結果、
発作という形で現れることもあります。

整えるという視点

発作を止めるというよりも、

✔ 緊張をためにくい体にする
✔ 呼吸が深くなる状態をつくる
✔ 首やお腹の硬さをゆるめる

そうした積み重ねが、
発作の間隔を安定させることがあります。

耳を直接どうにかするのではなく、
耳が揺れにくい環境を整える。

それが、自律神経との関係を踏まえた考え方です。

まとめ

メニエール病と自律神経は、
切り離されたものではありません。

体の緊張や自律神経の揺れが続くことで、
内耳の環境も不安定になりやすくなります。

耳だけを見るのではなく、
体全体の状態を整えていくこと。

それが、安心して過ごせる時間を
少しずつ増やしていく一歩になることがあります。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

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