耳の症状がある人に多い「無意識の力み」とは

力が入っていることを自分では分かっていない顔のイラスト

耳鳴りや耳づまり、めまいが続いている方の体に、
ある共通点を感じることがあります。

それは、
自分では気づいていない「力み」 です。

自分としてはそこまで力が入っている感覚がないのに、
実際は首・肩・顎・胸まわりに、
うっすらと力が入り続けていることがあるのです。

なぜ力みが起きるのか

耳の症状が出ているとき、
私たちは無意識に体を守ろうとします。

・音に敏感になる
・ふらつきが怖い
・また悪化しないか不安になる

すると、
体は「警戒モード」に入ります。

警戒モードが続くと、

  • 首が少し前に出る
  • 顎に力が入る
  • 呼吸が浅くなる
  • 肩がわずかに上がる

こうした状態が「当たり前」になります。

これが、
無意識の力みです。

内耳と首・顎の関係

首や顎など耳周りの筋肉図

耳は単独で存在しているわけではありません。

首の深い筋肉、顎まわりの緊張、
呼吸の浅さ。

これらはすべて、
内耳周囲の血流や神経の働きに影響します。

強い痛みやコリがなくても、
「うっすら緊張が続いている」だけで、
回復の妨げになることがあります。

力みは「悪いもの」ではない

大切なのは、
力みを責めることではありません。

それは、体があなたを守ろうとした結果だからです。

でも、

守る状態が続きすぎると、
今度は回復しづらい状態になります。

こちらのコラムでお伝えしたように、
気圧の変化や小さな刺激に敏感になるのも、
この「警戒モード」が関係していることがあります。

では、どうすればいいのでしょう?

大きなことをする必要はありません。

まずは、

  • 呼吸が浅くなっていないか
  • 顎に力が入っていないか
  • 肩が上がったままになっていないか

に気づくこと。

「力を抜こう」と頑張るのではなく、
気づくことから整いは始まります。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

▶︎ 詳しい施術者紹介はこちら