
お灸というと、
「温めるもの」
というイメージが強いかもしれません。
もちろん、温かさは大切です。
けれど、お灸の働きは
それだけではありません。
鍼と灸、それぞれの特徴
鍼とお灸には、それぞれに特徴があります。
一般に、鍼は神経系に働きかけやすく、
比較的即効性を感じやすいといわれています。
痛みの緩和を実感しやすいのも、そのためかもしれません。
一方でお灸は、
じんわりとした熱刺激を通して、
血流や体液の循環、免疫の働きなどに影響すると考えられています。
すぐに変わるというよりも、
繰り返すことで持続的な変化につながる。
そうした性質があると、
鍼灸師・医学博士の三村直巳先生も述べられています。
※参考:三村直巳先生による鍼と灸の作用の解説
https://haritohito.jp/manabi/mimuranaomi/
温める、だけではない理由
お灸の刺激は、
皮膚の表面だけで終わるものではありません。
じんわりとした熱刺激は、
- 血流を促す
- 筋肉の緊張をやわらげる
- 自律神経のバランスに影響する
といった反応につながることがあります。
急に変えるのではなく、
体の反応を引き出すような働きです。
繰り返すことで安定する
お灸は、
即効性を感じられることもありますが、
基本的には、繰り返すことで
安定しやすくなる性質があります。
少しずつ、
体の土台を整えていく。
その積み重ねが、
揺れ幅を小さくしていくことがあります。
当院で大切にしていること
すぐに変わることも大切ですが、
ゆっくり整っていくことも、
同じくらい大切だと考えています。
強く揺さぶるのではなく、
体が安心してゆるめる環境をつくること。
お灸は、そのための
やさしい選択肢のひとつです。
まとめ
お灸は、
ただ温めるためのものではありません。
体が本来持っている働きが
動きやすくなる環境を整える刺激です。
急に変わるのではなく、
整いやすい状態へと近づいていく。
それが、
当院で大切にしているお灸の考え方です。
