リラックスしようとして、逆に緊張してしまう理由

「力を抜きましょう」
「リラックスしてください」

そう言われて、

かえってうまくできないと感じたことはありませんか?

耳鳴りやめまいが続いているときほど、
“ちゃんとリラックスしなきゃ”と思ってしまうものです。

でも実は、
それが逆に緊張を強めてしまうことがあります。

やや重なり合う曲線の抽象イラスト。ゆるめようとして逆に力が入る状態をイメージ

「ゆるめなきゃ」が力になる

体が警戒モードにあるとき、

「早く良くなりたい」
「ちゃんと整えなきゃ」

という思いが強くなります。

その思いはとても自然ですが、

無意識のうちに

✔ 呼吸をコントロールしようとする
✔ 肩を下げようとがんばる
✔ お腹をゆるめようと意識しすぎる

という状態になります。

“ゆるめようとする力”が、
新しい緊張になるのです。

体は命令ではゆるまない

体が本当にゆるむのは、

「もう大丈夫」と感じたときです。

頭で理解することと、
体が安心することは別です。

安全だと感じられないまま
無理にリラックスしようとすると、

体はかえって固まります。

よくある例

・深呼吸しようとすると、かえって息が浅くなる
・ストレッチをしても、終わるとすぐ戻る
・寝ようと意識するほど眠れない

これは意思が弱いからではありません。

体がまだ
“ゆるんでいい状態”になっていないだけです。

ゆるみは、結果として起こる

ゆるみは、
努力して作るものではなく、

安心できる環境が整ったときに
自然に起こる反応です。

だからこそ、

✔ 呼吸を「整えよう」としすぎない
✔ 力を「抜こう」としすぎない
✔ まず体の奥の緊張に気づく

ことが大切になります。

まとめ

リラックスしようとしてうまくいかないのは、
あなたが下手だからではありません。

体がまだ、
守ることを優先しているだけです。

ゆるみは、
がんばって作るものではなく、
条件が整ったときに静かに訪れます。

その条件を整えることが、
回復の近道になることがあります。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

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