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当院が大切にしている鍼灸の考え方

お灸とはりの写真

ひとくちに鍼灸といっても、
考え方や方法はさまざまです。

痛いところやツボに鍼をする。
温める。

それだけのようでいて、
実は少し違っているんです。

体の“緊張の偏り”を見る

鍼灸は、
症状そのものを押さえ込む治療ではありません。

耳鳴りやめまい、不眠なども、

その症状だけを消そうとするのではなく、
体全体の状態を整えることを大切にしています。

体には、

  • 緊張が強いところ
  • 冷えやすいところ
  • 動きが少ないところ

といった偏りが生まれることがあります。

その偏りが続くと、
血流や呼吸、自律神経のリズムが乱れやすくなります。

鍼やお灸は、
そうした偏りをやわらげるために使います。

特にお灸は、
ただ温めるだけのものではなく、

体の奥にある冷えや緊張を、
じんわりとゆるめてくれると感じています。

急に変えるのではなく、
整いやすい土台をつくる。

そんな役割があると考えています。

強い刺激を入れない理由

鍼灸のなかには、
強い刺激で変化を出す方法もあります。

それが合う方もいらっしゃいます。

けれど、
体が警戒しているときは、
強い刺激が負担になることもあります。

当院では、
体が「安全」と感じられる範囲で、
ゆっくり整えていくことを大切にしています。

「お灸はり院」としている理由

当院が「鍼灸院」ではなく、
「お灸はり院」としているのも、
強いものという印象より、
やわらかさや身近さを感じてもらえたら、
という思いからです。

実際にそう感じていただけているかは分かりませんが、
少なくとも、そうありたいと思っています。

東洋医学と西洋医学の両方の視点で

耳の症状については、
西洋医学的な検査や診断も大切にしています。

病院での治療や経過を踏まえながら、
東洋医学の視点で体全体の状態をみていきます。

どちらか一方ではなく、
それぞれの見方を大切にしながら、
整えていくことを心がけています。

ときに、魔法のように感じられることも

施術後に、

「こんなに変わるんですね」と
驚かれることがあります。

私自身も、
そう感じた経験があります。

けれどそれは、
特別な力というよりも、

もともと体に備わっている
回復する力が動き出した結果だと考えています。

鍼やお灸は、
その力が働きやすい環境を整える
“きっかけ”のようなものと捉えています。

当院が目指していること

急激な変化よりも、

  • 揺れ幅が小さくなること
  • 再発しにくくなること
  • 自分で整えられる感覚が育つこと

を大切にしています。

整えるのは、
症状そのものというよりも、
症状が出にくい体の土台です。

まとめ


体がゆるみ、
呼吸が深まり、
安心できる時間が増えることで、

症状の揺れ方が変わっていくことがあります。

それを、
少しずつ積み重ねていくのが当院の鍼灸治療です。

体が安心できる方向へと整えていくことを
大切にしています。

この記事を書いた人

難聴・耳鳴り・耳づまり・めまいなどの耳の症状や、
自律神経の乱れからくる不調を中心にご相談をお受けしている鍼灸師。

今つらい症状への施術と、
日々の過ごし方やセルフケアの両面から、体の状態を見つめています。

耳だけを見るのではなく、
体や心にかかっている緊張にも目を向けながら、
お灸を軸に少しずつゆるみやすい状態へ整えることを大切にしています。

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